start end

title

メロスは、ざんぶと流れに飛び込

四国めたん

満身の力を腕にこめて、押し寄せ

雀松朱司

押し流されつつも、見事、対岸の

雀松朱司

メロスは馬のように大きな胴震い

No.7

陽は既に西に傾きかけている。

春日部つむぎ

ぜいぜい荒い呼吸をしながら峠を

冥鳴ひまり

「何をするのだ。私は陽の沈まぬ

玄野武宏

「どっこい放さぬ。持ちもの全部

冥鳴ひまり

「私にはいのちの他には何も無い

麒ヶ島宗麟

「その、いのちが欲しいのだ。」

雨晴はう

Books

羅生門

芥川竜之介 

雨にも負けず

宮沢賢治

走れメロス

太宰治